＊献立＊
・春の山路ご飯
・牛乳
・焼きししゃも
・炒りどり
・呉汁
・湘南ゴールド

　「春の山路ご飯」は、春の野山を歩くと出会う食材を使った混ぜご飯です。今日は、生のたけのことふき、うどを使いました。
　そして、デザートの「湘南ゴールド」は、名前に“湘南”とつくとおり神奈川県で生まれたかんきつ類の一種です。

　昔、神奈川県の西のほうの地域ではみかんの栽培が盛んでしたが、他県産のみかんの人気の高まりや消費者のみかん離れなどによって生産量は急激に減少していきました。
　そんななか海岸沿いの地域では、幻のオレンジともいわれる「ゴールデンオレンジ」という品種が引き続き栽培されていました。
　しかし、こちらはとても美味しい品種ではあったものの……小さすぎて食べにくく・でこぼこして見た目も悪いうえに生産量も少ないため、ほとんど市場には出回らなかったそうです。

　そこで、神奈川県の農業技術センターが「みかん」の食べやすさと「ゴールデンオレンジ」の味と香りを持った「湘南ゴールド」を開発しました。この研究にはなんと、１２年もの歳月がかかったそうです。
　レモンのような色と見た目で酸っぱそうに見えますが、全くそんなことはなく、上品な甘さとさわやかな香りでとても美味しい果物です。

　旬の時期も３月から４月と短く、なかなか味わえない珍しい柑橘でした。みなさん、食わず嫌いせずに食べたでしょうか？ひとりひとりに味わってもらえていたら嬉しいです😊