＊献立＊
・ごまご飯
・牛乳
・揚げ春巻き
・野菜の華風漬け
・スーミータン[中華風たまごスープ]

　春巻きは、中華料理のひとつとしてよく知られていますが、元々は、モンゴルの宮廷で食べられていた料理が始まりだそうです。水で溶いた小麦粉を薄く焼き、木の実や羊の肉などを巻いたシンプルな料理が、中国に伝わって、揚げ物へと変化していきました。
　そして、「立春」……つまり、春が始まる頃に、新芽を出した春野菜を使って作り・食べられるようになり、「春巻き」と呼ばれるようになったそうです。

　今日は、皮の大きさに対して具がかなりたっぷりだったので包むのが大変でしたが、調理員さんたちが工夫しながら注意深く作ってくれたおかげで皮の破れや開きが一つもなく、きれいに・美味しく仕上がりました。

　そんな春巻き、わたしたちに馴染み深い、豚肉やたけのこ、春雨などをしょうゆベースで味付けし薄い皮で巻いて揚げるタイプは、主に中国の広東省を中心に親しまれているものだそうで、ほかにも、厚めの皮を使って天ぷらのような衣や溶き卵をつけて揚げるものや、小豆餡を包む甘いものなど、地方によっていろいろな種類があるようです。