岩五の給食◇6月13日(木)
- 公開日
- 2024/06/13
- 更新日
- 2024/06/13
学校給食
*献立*
・鶏飯
・牛乳
・つけ揚げ
・切干大根のツナ和え
今日の給食は、鹿児島県の郷土料理です。
【鶏飯】
薩摩藩の支配下におかれた奄美群島の人々は、厳しい圧政の中でサトウキビを栽培して黒砂糖を作り、島津藩におさめていました。1本の茎、1本の葉さえも役人の監視をうけて自由にならない上に、苦しい年貢の重みにあえいでいたといわれています。
そのなかでも素朴な島の人々は、本土から渡ってくる威圧的な役人たちのためにできる限りのもてなしをしたと伝えられています。そのときに生まれたのが鶏飯です。
お茶漬けのようにみえますが、あっさり・さっぱりとした味わいのお茶漬けに対し、とりがらベースのだし汁をかけるためコクのある風味で、雰囲気が違います。様々な具を使った手のこんだ料理で、島の人々が役人の気持ちを少しでも和らげようと祈りつつ作ったそうです。
【つけ揚げ】
鹿児島県の薩摩地方が発祥で、島津藩が琉球との交易・親交の過程で沖縄県の揚げかまぼこである「チキアギ」を持ち帰ったことが始まりであるといわれています。(諸説あるようです)
鹿児島県では「つけ揚げ/つき揚げ」として生産されますが、東北や関東では商品名より「薩摩揚げ」と呼ばれます。