2学年の先生から(4月23日)
- 公開日
- 2020/04/23
- 更新日
- 2020/04/23
お知らせ
令和2年4月23日(木) 2学年教員
こんにちは、数学を愛する男、YDです。皆さん健やかに毎日を過ごしていますか?私はこの休業期間に入ってから、仕事の後に筋トレとランニングを続けています。もちろん、密は避けていますよ!これで少しは健康を維持できていると思います。皆さんも体を動かして、心と体の健康を保ちましょう。
さて、数学オタクの私が最近気になった数字があります。それは「8割減」です。新型コロナの流行が、本当に「人と会うのを8割減らす」ことで収束するのか、調べてみました。
ここからは皆さんが大好きな(?)割合の話です。
「基本再生産数」という言葉があります。これは、「1人の人がどれだけの人にウイルスを感染させるか」という数だそうです。日本の場合はこれが2.5です。(厚生労働省のHPより、流行初期の数値です。)例えば、100人が感染していたとしたら、その人たちが新たに100×2.5=250人にうつしてしまう、とういうことです。何も対策をしなければ、「100×2.5×2.5×2.5×…」といったように、あっという間にとんでもないことになってしまいます。これはまずいですね。
そこで「8割減」です。「8割減らす」=「0.2倍」なので、2.5×0.2=0.5となります。(この0.5を実効再生産数と言います。)例えば、100人が、100×0.5=50人。新規感染者数が半分になりますね!
この計算だと、『新規感染者数は80%の接触削減により15日間で1日100人まで減少する。しかし、接触の削減が65%であると1日100人に達するには90日以上を要する』そうです。『また、確定患者として報告されるにはおおよそ2週間の遅れを要し、80%削減のとき1日100人に到達するには緊急事態宣言から約1か月を要する』とのことです。
休校が始まって、3月1日から数えたら、もう50日を越えました。早く皆さんに会いたいです。ぜひ、「8割減」を達成させて、早く流行を収束させましょう!そして、またあいましょう!
参照 厚生労働省HP「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年4月22日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000624048.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000624038.pdf