学校日記

竹馬活動に見る小岩小らしさ

公開日
2014/12/10
更新日
2014/12/10

副校長のつぶやき

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 2学期も残りわずかになりました。大変ご無沙汰していました、副校長のつぶやきです。
 現在、小岩小の校庭には、色とりどりの世界に一つのオリジナル竹馬がずらっと並んでいます。この竹馬は、児童一人一人に一組ずつあり、朝の竹馬活動の時間や、休み時間には、高学年の児童が1.2年生の竹を持ってあげながら教えている姿が見られほほえましいです。
 さて、この竹馬は竹と縄と足を載せる木の板からできています。小岩小には「竹馬活動担当」の教員がいて竹・縄・板はそれぞれ地域の業者さんから購入しています。
 竹は山から切ってきた、本当に長いまっすぐで美しいものが、ある日トラックで運ばれてきます。担当の教員たちがブルーシートでくるんで、雨に濡れないように大事に保管します。そして、竹馬作りの当日。校庭には竹切の場が作られ、5・6年生が1年生のために竹を切り、縄で板を結んでどんどん手作りの竹馬を完成させていきます。とても縄を結ぶのがうまい児童もいて、感心させられます。自分のためではなく、1年生のために寒い校庭で一生懸命に竹馬を作っている子供たち。とても素敵だと思います。
 上級生はというと、自宅に持ち帰っていた自分のオリジナル竹馬に、色とりどりのテープなどで美しくデコレーションして、登校時に持ってきます。低学年は保護者の方が、持ってきてくださる様子も見られます。
 そして、冬の間校庭には、美しい竹馬が並び、子供たちは上級生に作ってもらった大切な竹馬を卒業まで大事に使うのです。
 材料を毎年準備してくださる地域の方、上級生から下級生に伝わる伝統、そして子供たちの竹馬を夏の間大事に保管し、きれいに手を入れて持ってきてくださる保護者の方。
 たくさんの方に支えられて、大切に育てられている小岩小の子供たちの姿が、ここにあります。
                             副校長  中田 伸代