ことばの教室に通っている、吃音がある児童同士の交流の1つに、「吃音交流ノート」があります。ことばの教室に通級する曜日や時間帯がそれぞれ異なるため、吃音がある児童同士が、直接会って交流する機会は、グループ活動やペア活動等を通して等、年に数回と、多くはありません。そのため、直接会えなくても、吃音の考え方や感じ方等について、互いに学び合う機会を設けるため、吃音交流ノートを通して、意見交流をしています。４月は「自己紹介」、５月は「言いにくい言葉」について考えました。「〇〇さんと同じ考えだ。」と共感したり、「今まで知らなかった。」と新しい考え方を知ったり、児童の反応は様々です。吃音の原因は、まだはっきりと解明されていません。個々によって吃音の出方や頻度も様々です。吃音交流ノートやグループ活動を通して、吃音の知識だけでなく、様々な感じ方や考え方に触れ、個々の考えを深めていく機会となるよう、今後とも指導、支援をしていきます。