3月14日【多様性の尊重】吃音で困ること
- 公開日
- 2023/03/15
- 更新日
- 2023/03/15
できごと
皆さんは吃音という言葉を聞いたことがありますか。吃音は、言語障害の一つで、言葉が続く、言葉を伸ばす、言葉に詰まるという言葉のリズム障害による症状があります。100人に1人の割合で吃音の人がいるそうなので、身近に吃音を持っている児童がいるかもしれません。
さて、吃音で困ることは何でしょうか。代表的な事例を紹介します。
1 周囲の理解が得られない
吃音と言うリズム障害を知らないと、児童に言葉の繰り返し等が起こると、どうしたのかと心配し、該当児童に視線を送ったり、声をかけたりします。吃音のある児童にとっては、人と違う話し方で注目され、それが困り感につながることにもなります。
2 吃音であることの受容ができない
周囲の人と違う話し方をすることで、自分が持っている吃音は嫌だ、治ってほしいと思う児童もいます。このように吃音を受容できないと、吃音の話し方を隠します。また、発言を控えたり、吃音が出る言葉を他の言葉に言い換えたりします。
ことばの教室では、吃音の児童に対して、周囲の理解が得られるよう自ら働きかける指導や吃音を受容できるような指導を行っています。
(文責 ことばの教室 やまがみ)