今日は「ブロックス」という教材を紹介します。これは、ボードの中に相手よりできるだけ多くピースを置くという活動です。配置したピースのマス目の合計が多い人が勝ちとなります。
　ピースは交互に置いていきますが、置くときに条件があります。右の写真のように、自分のピースと接してよいのは角だけです。相手のピースの辺に接することはできますが、自分のピースの辺に接して置くことはできません。2人ともピースが置けなくなったら終了です。
　活動が進むにつれて置くことができるピースが限られてきます。マス目が多いピースから置くか、複雑な形をしているピースから置くか、どこから置いて攻めようかなど事前に作戦を立てる必要があり、見通しを立てる力を養うことができます。また、相手がどのようにピースを置いているのか、どんな作戦で攻めているのか、相手がうまく置けないようにどのように置いて攻めようかなど、他者を意識する必要もあります。置いたピースの数は相手よりも少ないけれども、マス目の多いピースを多く置けたから勝利したというケースもあります。児童は最後まで諦めずに一番良い手を考えながら意欲的に活動しています。

（文責　特別支援教室　よしかわ）