今回は、「バウンス・オフ」という教材を紹介します。これは、ピンポン玉を1回以上バウンドさせてトレーに着地させる活動です。ボールがカードの絵と同じ並び方になるように狙って投げ入れます。直接入れたとき、トレーに入らないときはやり直します。手持ちのピンポン玉を全て投げ終わったら、トレーから1つ戻して使います。
この活動では、力の調整が最も必要とされます。強くバウンドさせるように投げると、ピンポン玉がトレーを越してしまう可能性が高いです。逆に弱くバウンドさせるように投げると、ピンポン玉がトレーに届かないということもあります。どこでバウンドさせるか、机とどのぐらいの角度で、どのぐらいの強さで投げるといいのかなど、いろいろと考えながら取り組むことも必要です。
　左図は市販の教材ですが、右図のように、青と黄色のボールは卓球のピンポン玉で代用することができます。トレーは卵の容器や仕切りがついているお菓子の箱などで代用することができます。簡単そうに見えて挑戦するとなかなか難しいので、ぜひ御家庭でも挑戦してみてください。

（文責　特別支援教室ゆりのき　よしかわ）