1月26日 しりとり遊び、簡単、簡単?
- 公開日
- 2021/01/27
- 更新日
- 2021/01/27
できごと
「しりとり遊び」は、手軽で簡単なルールの言葉遊びですね。簡単なルールなため、小さなお子様が遊ぶものというイメージがありませんか?しかし、工夫次第で年齢を問わず楽しめるようになるので、御紹介したいと思います。
<文字数限定>
例えば、「3文字限定」とすると、難易度がぐっとあがります。
・「らくだ」→「ダイヤ」→「やさい」→「いちご」→「ごりら」…
<カタカナ限定>
「カタカナで書く言葉限定」としても、またぐっと難易度が上がりませんか?
・「カスタネット」→「トマト」→「トースター」→「タクシー」…
<食べ物限定>
これも難しいですよ。「ま」のつく食べ物で悩みました。
・「りんご」→「ごま」→「麻婆豆腐」→「ふりかけ」→「ケーキ」…
<生き物限定>
「いぬ」から始めると、「ぬえ」しか浮かびませんでした。他の生き物から始めること をお勧めします。
・「ねこ」→「コアラ」→「ラクダ」→「ダイオウイカ」…
このように、工夫次第で難易度をぐっと上げることができ、低学年から高学年や大人と年齢に関係なく楽しめます。そして、「しりとり遊び」は音韻意識を高めてくれる遊びです。
音韻意識とは、「りんごは、『り』と『ん』と『ご』の3つの音でできている」ことが分かるということです。これは、ことばの育ちにとても大切なものです。また、工夫次第でカタカナを使う言葉を覚えたり、カテゴリー分けの理解につながったりという学習を遊びの中で行うことができます。
ことばの教室では、一人一人の課題に応じて、児童が意欲的に学習に取り組める、また、楽しく学習ができる工夫をしています。ことばの育ちについて、悩みや相談などありましたら、気軽にことばの教室に御相談ください。
(文責 ことばの教室 おのざわ)