学校日記

全校朝会 「津波てんでんこ」

公開日
2011/07/04
更新日
2011/07/04

校長室

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全校朝会(10:30〜10:45)を行いました。
今日は、「熱中症に注意」と「津波てんでんこ」について話しました。

この「津波てんでんこ」は、三陸地方に伝わる津波防災にかかわる伝承の一つです。「津波が来たら、肉親にも構わず、てんでんばらばらに一人で高台に逃げろ」という意味で、つまりは「自分の命は、自分で守れ」ということなのです。だからと言って、自分だけのことを考えて、他の人のことはどうなってもいいということではありません。
あの日、釜石市の近接するある小・中学校では、津波てんでんこの教えの下、中学生が小学生の手を引くなどして助けながら逃げたこともあって、全員無事に避難することができたという報道がありました。

私が、津波避難訓練の実施を決断したのは、大川小学校の悲劇(ご存知の方も多いかと思いますが)を知ったからでした。
子どもの生命を守るためには、的確な判断と迅速な行動は不可欠なものであり、そのために必要と思われる訓練の実施にためらいは許されないものと考えます。何故なら、本校は、荒川・中川の東に約0.5km、河口からは北に約4.5kmのところに位置しています。海抜は、A.P(荒川の大潮干潮位)+0.3mになります。実際に津波が襲ってきたとしたら、与えられる時間は長くはないのです!

    だからこそ、『備えあれば 憂いなし…』(学校だより7月号)なのです。