西小松川小学校のあゆみ【第19回】開校70周年記念誌で校歴を振り返る⑫
- 公開日
- 2024/08/06
- 更新日
- 2024/07/27
できごと
70周年記念誌から校歴を振り返ります。今回は、「今から三十年前(平成5年~平成14年)」です。
平成10年に学習指導要領が改訂されて「総合的な学習の時間」が始まりました。学校にもパソコンが導入され、パソコン室も設置されました。総合的な学習の時間でパソコンの使い方やキーボード入力の仕方、インターネットにより情報を収集する方法を学ぶためにもパソコンやパソコン室が必要だったのです。しかし、当時はパソコン室を使うにもいつでも自由に使えるのではなく、1週間の時間割の中でクラスごとに使える時間が位置づけられていました。パソコン室ではインターネットで調べてノートに必要な情報を写したり、印刷したりして情報をまとめていました。調べている途中でも次の学級が使うためにやむなく途中で切り上げなければなりませんでし。タブレットではそのようなことはなく、途中で終わったとしても、次の時間に続きを行うことができます。自分が調べたことを学級で共有することもできます。この30年間のICTの発展は学校の授業においても発展したと言ってよいでしょう。年表の右側の写真は初期のパソコン室です。デスクトップ型のパソコンが使われていました。この後、ノートパソコンに変わりました。現在では一人一台のタブレットが配布されたため、パソコン室で学習することはありません。
この時期は児童数や学級数も減ってきた時期でもあるため、空き教室の有効利用としてパソコン室やランチルーム、災害時の避難物資置き場、学童クラブなどで使われるようになりました。このように現在の校舎利用につながる時期としてこのページをまとめました。