西小松川小学校のあゆみ【第20回】開校70周年記念誌で校歴を振り返る⑬
- 公開日
- 2024/08/07
- 更新日
- 2024/07/28
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70周年記念誌から校歴を振り返ります。今回は「今から三十年前(平成5年~平成14年)」の左側のページについてです。
上段は「地域美化活動の取組」を取り上げました。平成14年に「道路功労者国土交通大臣賞」を受賞しました。受賞時の写真が見つからなかったので、50周年記念誌p.15から引用しました。この件に対して当時の米持千里校長が50周年記念誌にお書きになっています。一部ですが引用します。
開校五十周年を迎えて 江戸川区立西小松川小学校長 米持千里
(前略)
今ここに五十年が経過し、大きな時代の節目を迎えました。開校五十周年という記念すべき良き年にめぐり合えたことを心から感謝すると共に責任の重さを感じております。又、本年度、これ迄長年継続してきた環境委員会の美化活動や地域ぐるみのたてわり美化ボランティア活動が認められ「道路功労者国土交通大臣表彰」を受賞できました。多くの方々に支えられてのこの栄えある受賞を心にきざみ子ども達の心の醸成のために一層尽力して参ります。(後略) 引用はここまでです。
中段は「教室のICT化」です。テレビや大型テレビ、パソコン室の設置、タブレットなど、この30年間で学校設備も大きく変わってきました。紙面のスペースの関係で写真が小さくなって見づらくなったのですが、せめてテレビの大きさの違いに気付いてもらえたらと考えました。このHPの2枚目の写真は昭和47年頃のテレビです。開き戸で画面が見えません。テレビを見るときには3枚目の写真のように扉を開きます。2枚目の写真の手前にあるのはOHP(オーバーヘッドプロジェクター)です。現在の書画カメラと同様に拡大して表示することができます。黒板の後ろに模造紙をはっているのはそのためです。
下段は「昭和時代の生活」を取り上げました。3年生の社会科の学習で昔の道具を扱う単元があります。これは昔の道具を通して昔の暮らしについて学ぶためです。西小松川小学校の写真からストーブ、給食、遊びについて取り上げました。ストーブは石炭ストーブ、石油ストーブ、ガスストーブと変わってきました。本校では平成5年にガス暖房機が全校で設置されました。それまでは煙突が必要だったため、教室には今も煙突を通す穴があり、今は使っていないので蓋をしめています(4枚目の写真)。石炭ストーブと石油ストーブの違いは石油ストーブには「灯油タンク」が設置されています(6枚目の写真)。5枚目の写真は70周年記念誌に掲載したものです。写真の左下に石炭が入っている段ボールが写っています。
昔の遊びについて、7枚目の写真を入れようと考えましたが、円筒形の乗り物は何なのかがはっきりしないため、掲載を見送りました。この写真には昭和28年にPTAより寄付していただいた国旗掲揚塔が写っています。木造校舎なので昭和40年代前半以前の写真ですが、児童の校帽は現在と同じことにも気付きます。円筒形の遊び道具は当時、新校舎建築の建築資材のワイヤーを巻き取っていたものではないかと考えます。もし、ご存じの方がいらっしゃったらご連絡いただけるとありがたく思います。下段右側の写真は馬跳び(又は「長馬」とも呼ばれていました)です。60周年記念誌p.15に載っていた写真が見つからず、他の写真から探して掲載しました。今では行われなくなった遊びとして掲載しました。
このようにわずか1ページですが、本校の校歴や児童の調べ学習の資料として活用できるものを掲載しました。小さな写真の中にも多くの情報が込められていますので、ぜひ、ご覧いただけるとありがたく思います。