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学校日記

3年生道徳 「ヒキガエルとロバ」

公開日
2024/05/22
更新日
2024/05/22

できごと

 3年生の道徳の教科書に「ヒキガエルとロバ」があります。学校帰りの子供たちがヒキガエルを見つけます。子供たちはおもしろ半分に石を投げつけます。ヒキガエルは必死な思いで轍(わだち)の水たまりに逃げ込み、傷を癒(いや)そうとします。その轍に沿って重い荷車を引いたロバが荷主に鞭(むち)をたたかれながら苦しそうに進んできます。ヒキガエルが轍にいることに気づいたロバは歩みを止め、鞭を打たれながらも身動きできないヒキガエルを避けようと、ロバは自分に残った全ての力をふりしぼって荷車の方向を変えてヒキガエルを救ったという話です。授業では命の尊さに対する考えを深め、命あるものを大切にしようとする心情を育てることをねらいとしています。3年生は理科でヒマワリやホウセンカを育てています。先日もアゲハの幼虫が羽化して成虫になったのを見たばかりです。だからこそ、命の大切さを実感として考えることができたのでしょう。この話を通して自分の考えを出し合い、友達との話し合いの中から、「小さな命の全て一つ一つ大事にしていこうと思った。」「気持ち悪いからとか弱っているからっていじめてはだめ。命を大切にしなくてはだめ。」「ぼくも弱っている生物を助けてあげたいなぁと思いました。」「誰かが困っていたら助けたいと思います。」など、ワークシートにまとめたり発表したりしました。「命は大切である」ことは誰もが分かっていることだと思います。しかし、具体的な場面で命を大切にするための行動がとれるかどうかは分かりません。学習を通して具体的な場面で自分だったらどうするか、どうしたいかを考えていくことができればと思います。

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