学校日記メニュー

学校日記

西小松川小学校のあゆみ【第3回】校章と校歌について

公開日
2024/04/05
更新日
2024/04/04

できごと

https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1310045/blog_img/5108193?tm=20240404214652

https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1310045/blog_img/5108195?tm=20240404214652

https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1310045/blog_img/5108197?tm=20240404214653

 昭和27年5月10日に開校式が行われ、本校の校章と校歌が制定されました。校章は宮川清作初代校長の「日本国民育成の場にふさわしく、しかも、校名のはっきりした校章に。」との方針にそって、当時の図工科担当教諭を中心に考案したそうです。校章は日本の国花の桜の花のマークに「西小松川小」の校名がデザイン化して入っています。「小」は小学校の意味も含めて大きく表し、3本ずつのめしべは、松葉の意味も含み、永遠に栄えるようにとの願いが込められているそうです。上に2つの校章があります。一番上が開校当時から平成14年度ぐらいまで使われていたもので、次のものは平成14年度以降から使われているものです。昔の校章は花びらの所がペンで描かれていたようでとても味がある図案です。

 本校の校歌は公募で選ぶことになり、当時在職中の桑田芳樹先生が応募した詞が選ばれました。桑田先生は審査に公平さを期するために別名で応募したと伝えられています。この詞は、昭和27年に日本が独立し、同年月に独立開校した本校児童が共に平和国家建設の担い手として希望をもって生きてほしいという願いを込めて作詞をしたそうです。曲は、「とんぼのめがね」や「スキー」で有名な平井康三郎さんに依頼して、昭和32年8月に完成したそうです。平井先生は人気作曲家だったため、依頼してから完成まで時間がかかったことが予想されます。昭和32年9月に東京消防庁音楽隊を招き、校歌の発表会を開きました。西小松川小学校の校歌は昭和32年度の卒業式から歌われるようになりました。校章や校歌の由来を知ると、本校の校章や校歌が未来を生きる子供たちのために考えられたものであることが伝わってきます。本校の卒業生はもうすぐ1万人を超えます。開校以来70年間大切に受け継がれてきた校章や校歌を在校生やこれから入学する新1年生にも大切に引き継いでいってもらいたいと思います。

 本校の開校当時までのあゆみをお伝えしました。これまでの記事は本校の開校70周年記念誌から多く引用しました。なお、本校HPの「学校日記」の2022年11月1日から「開校70周年記念誌 こぼれ話」の題で本校の歴史について詳しく記しておりますのでご覧いただけるとありがたく思います。

RSS