一之江第二小 北門

学校日記

12月号

公開日
2012/12/06
更新日
2012/12/06

学校だより

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校長   倉田 克彦

授業公開・説明会へのご参会ありがとうございました


11月29日(木)の教育課題実践推進校の授業公開・説明会に多くの皆様方にご参会いただき、感謝申し上げます。この2年間、本校が取り組んできた研究の一端をご理解いただけたのではないかと存じます。
子供たちも多くの参観者の中、緊張しながらも張り切って学習していたように思います。
今回の説明会によって、成果と共に今後の課題も明らかになってきました。これからも更に実践を重ねながら、子供たちの学力向上を目指して努力を続けたいと考えています。

言葉の力

毎朝、校門で子供たちと朝の挨拶をしていますが、笑顔で元気溢れる「おはようございます」の声を聞くと、私も元気になります。気持ちがパッと明るくなり、いい一日の始まりが予感させられます。そして、挨拶という言葉の力を改めて実感させられます。
以前、ある放送局が「日本の美しい言葉」についてアンケートを行ったところ、第一位が「ありがとう」、第二位が「さようなら」、第三位が「はい」、第四位が「すみません」、第五位が「おはようございます」という言葉だったそうです。
私たちの日常生活で小さい時から自然に使われている言葉です。そんな美しい言葉は、人と人を結び、お互いの心を通い合わせ、楽しく、住みよい家庭や学校、社会を作り出すための一番身近な手段なのだと感じます。
しかし、子供たちを取り巻く日常生活の中では、「うざい」「死ね」などという「美しい言葉」とはかけ離れたような言葉が会話の中、或いはテレビ等から聞こえてくることもあります。そうした言葉は周りの人を傷つけることは勿論、言った本人にも返っていき、自分自身の心も乱れさせる言葉だと感じます。そのような言葉が日常頻繁に使われていたとしたら、その人を取り巻く環境は殺伐としたものになると思います。
今、本校では「言語活動の充実」を目指して、各教科はもとより学校生活全体の活動を通じて取り組んでいます。私たちの心に大きく影響を及ぼす「言葉」。物事を考えたり、表現したり、判断したりする上でも基盤となる「言葉」。「言葉」は人の感性や情緒の基盤でもあり、その人の発する言葉ひとつで、人柄や人間性が見えてきたりします。そんな大きな意味をもつ「言葉」を大切にしていきたいと考えます。
子供たちが多くの時間を過ごす学校、そして生活の基盤となる家庭、それぞれが「言葉の力」をしっかりと自覚し、未来を担う子供たちに正しい日本語、美しい日本語が身につくように努めていきたいものです。