一之江第二小 北門

学校日記

7月号

公開日
2012/07/25
更新日
2012/07/25

学校だより

校長   倉田 克彦

食育のススメ

6月は国の定める「食育月間」でした。食育とは、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができるように育むことです。本校でも交流給食、給食試食会等を実施し、食に対する興味・関心を高める取り組みを実施しました。
文部科学省主催「食育推進交流シンポジウム」が例年実施されていますが、大阪在住のオーナーシェフの「子ども達の人間形成に関わる『食』の影響」という講演会資料に興味深い内容がありましたのでご紹介します。
この講師は小さい頃、小児ぜんそくで運動はもちろん何をしてもみんなの後を遙か遠くからついて行くような生活で、自信も目標ももてなかったそうです。父親が船乗り、母親が商業関係の仕事だったため、料理をはじめ手伝いはよくしていたということでした。
小学校3年生の学校参観日にたまたま調理実習があって、先生が「キャベツが切れる人?」と言ったとき、誰も手を挙げないので、自分がいつもしている通りの要領でキャベツを切ると先生をはじめクラスの友達から驚きの声があがったそうです。これが料理人への道につながったということでした。講師の勧める子供への食育7つのポイント、ご参考になればと思います。


1 食育を進めるには2つの場所が必要である。一つは台所、もう一つは買い物をする場所である。
2 台所に入れば、食に興味をもつようになる。包丁を使えなければ、買ってきたピーマンの袋を破るだけでもいい。子供は食べるようになる。
3 子供が食べるものについては子供自身の手を働かせること。例えば焼き肉屋に行ったら子供が食べる分は、子供に焼かせる。自分で手を加えることにより興味をもち、食欲が出る。
4 食事をいただくときには感謝の言葉と共に。片付けも必ずやること。親もやること。
5 子供との距離をなくし、コミュニケーションを深めるには、食事が有効である。心で感じる楽しさを食事で学ばせる。
6 プロの料理人がかなわない、超えられないのは唯一、「母親(おうちの人)の料理である」(この人のため、この子のため、今日の体調に合わせて・・・の心配り)
7 この世の中で一番の調味料は「空腹」である。食欲のある時に料理を出すと必ず子供は食べる。そのためには、規則正しい生活が大切である。

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