今日の五中

岩五の給食◇10月16日(月)〜みんなの給食 給食からSDGsを考える〜

公開日
2023/10/17
更新日
2023/10/17

学校給食

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 今日の献立とSDGsの各目標との主なかかわりを紹介します。

【麦ご飯】
 本校で使用しているお米は秋田県産の「萌えみのり」という品種です。萌えみのりは、種子から製品化まで一括で管理しているため他品種との混在を防ぐことができます。
 また、味が良いことに加え、収穫量が多く・他の米よりも育てやすいため、生産者不足などの問題の解決が期待されています。特に、米飯給食を主体としている学校給食で利用することによって、農業の維持・発展に貢献することにつながります。
 これは主に「目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう」と「目標15:陸の豊かさも守ろう」に関係します。


【牛乳】
 江戸川区の学校給食では、飲んだ後の牛乳パックは洗って・開いて・乾かした状態でリサイクル業者に引き取ってもらっています。引き取られた牛乳パックは、トイレットペーパーなどに生まれ変わっています。
 これは主に「目標12:つくる責任 つかう責任」と「目標15:陸の豊かさも守ろう」に関係します。


【江戸前ぼらの変わり漬け】
 「ぼら」は、低利用魚(海・淡水に生息する資源量と比較して明らかに利用している量が少ない魚)の一種です。
 ほぼ全世界の海に分布しますが、雑食性で餌と一緒に砂やヘドロも一緒に食べてしまう性質があることから、水質が汚染されている地域ではにおいが身に移って臭くなってしまい、「臭くて美味しくない魚」というイメージが強く流通せずに捨てられてしまうことがほとんどでした。
 ところが、天然のものにはほとんど臭みがなく、日本でも昔は高級魚として扱われていたこともあり、近年その価値が見直されてきています。今日の給食では、東京都のお隣の千葉県・船橋市の漁港で水揚げされたものを使いました。
 これは主に「目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」や「目標14:海の豊かさを守ろう」に関係します。


【とり肉と小松菜の炒め物・冬瓜のみそ汁】
 副菜と汁物には、普段の給食でも使っていますが、江戸川区産の「小松菜」や岩五農園の「冬瓜」をメインに使いました。
 小松菜は江戸川区内の小松菜農家・中代さんが、冬瓜は学校応援団の方が、育て・納品してくださっていて、安心・安全で高品質な小松菜や野菜を安定して提供できるよう日々管理してくださっています。

 このように地元産のものを積極的に取り入れ「地産地消」することは、「食材量の重さ×輸送距離」で示される「フードマイレージ」が低くなることから、生産地から消費者の食卓に並ぶまでの保管や輸送にかかるエネルギーが少なく・二酸化炭素の排出量も抑えることができる、地球環境に優しい食材選びといえます。
 また、食べて応援することは地域の産業を発展させる一助となり、「経済成長」を促進させます。
 これらは主に「目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」や「目標11:住み続けられるまちづくり」、「目標13:気候変動に具体的な対策を」などに関連しています。


【オーガニックバナナ】
 「オーガニック」とは、日本語に訳すと“有機の”という意味です。「日本農林規格(JAS)」に適合した生産方法で、エクアドルの農園で有機栽培されたバナナを使用しました。(写真3:箱にはしっかり有機JASマークがついていました🍌)
 有機JASマークは、化学農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本とし、自然界の力で生産された食品を表しています。つまり、働く人や食べる人、地球環境にも優しい方法で栽培された、安心・安全な食品です。
 これは主に「目標3:すべての人に健康と福祉を」や「目標12:つくる責任 つかう責任」などに関係します。