今日の五中

岩五の給食◇7月12日(月)

公開日
2021/07/12
更新日
2021/07/12

学校給食

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*献立*
・クファジューシー
・牛乳
・ゴーヤーチャンプルー
・アーサ汁
・サーターアンダギー
  A : 黒糖味 / B : 紅芋味

 今日の給食は、沖縄県の郷土料理で、デザートのセレクトメニューです。

【クファジューシー】
 豚肉や野菜を具に入れて作る、沖縄風の炊き込みご飯です。ほどよい脂気でつやよく仕上がり、祝い料理にも出されます。「クファ」が“硬い”、「ジューシー」は“雑炊”や“炊き込みご飯”という意味で、一般的な雑炊のことは、「ヤファラジューシー」や「ボロボロジューシー」と呼ぶそうです。
【ゴーヤーチャンプルー】
 “チャンプルー”とは、沖縄の木綿豆腐と季節の野菜を使った炒め物のことで、メインで使う食材によって名前が変わります。今日は、“夏野菜の王者”といわれているゴーヤ(にがうり)がメインの、もっとも親しまれているチャンプルーです。
 ゴーヤはビタミンに富み、苦みが食欲を刺激するといわれています。
【アーサ汁】
 “あおさ”という、沖縄では“アーサ”と呼ばれる海藻を使った汁物です。豚骨だしを使う料理の多い中で、これは、かつおだしで作るあっさりした料理です。磯の香りとあおさのなめらかな口当たりが食欲をそそってくれます。
 東京でも、お寿司屋さんなどで「あおさのみそ汁」がよく提供されていますが、沖縄ではすまし汁仕立てが定番なようです。
【サーターアンダギー】
 “サーター”は砂糖、“アンダ”は油、“アギー”は揚げるという意味があります。沖縄風ドーナツとして全国的に親しまれています。
 今日は、沖縄らしく「紅芋」か「黒糖」の味のセレクトにしました。紅芋160名:黒糖135名と、やや紅芋味が人気という結果となりました。紅芋味は鮮やかな紫色で芋の優しい風味・黒糖味は少し粒の残る茶色で甘さの中に独特の香ばしさが残る風味と、それぞれの特徴が生きた味わいに仕上がりました。(写真2・3枚目は揚げる前の生地です。色合いが美しいですね。)


◎紅芋◎
 東京で“お芋”というと、中身の黄色い「さつまいも」を想像しますが、沖縄では中身が紫色の「紫芋」、別名「紅芋」のことを指します。1605年に中国から苗を持ち帰ったことが栽培の始まりといわれています。
 台風や干ばつに強い紅芋は、台風が多く・水はけのよい土壌が多い沖縄の風土によくなじむ物だったこともあり、いつしか沖縄にとってなくてはならない食材のひとつになったそうです。

◎黒糖◎
 黒糖(黒砂糖)は、沖縄の農地の約50%を占めるといわれている「サトウキビ」を原料に作られています。このサトウキビは、琉球の時代に中国から伝わったと言われています。原産国は熱帯気候のインドネシアで、暑くて適度な湿度もある亜熱帯気候の沖縄にも適していたため、徐々に栽培エリアが広がっていったそうです。
 その後1623年に、原料となるサトウキビはたくさん育っているのに砂糖の作り方を知らないことを嘆いた琉球王府の役人が、中国から製糖法を習得して普及させました。今では、沖縄の生活や文化、農業や経済と深く関わりながら発展し、沖縄県の特産品となっています。