＊献立＊

・麦ご飯

・牛乳

・ぼらの変わり漬け

・ちくわともやしの煮物

・あられ麩のすまし汁

　ここ数年、給食でときどき提供している「ぼら」という魚、スーパーなどではあまり見かけないこともあり現在は食用魚としての認知度が低いですが、じつは、江戸時代には高級魚として知られていた美味しい魚です。

　世界中の暖かい海の港湾部に群れを作って生息していて、子どものときには川の中流まで遡上していくなど、淡水でも生きられるのが特徴です。

　都会のビルが立ち並ぶなかを流れる川や水路、堀などの水質の悪い場所でも生息できるのですが、魚の味は水質の影響をうけるので、これが仇となって、最近は“ぼらは美味しくない魚”という印象がついてしまい、食用魚としての認知度も下がったようです。

　給食で提供している「ぼら」は、もちろん、東京湾で水揚げされたクセのない美味しいものです。地産地消にもつながっています。