租税教室 その1
- 公開日
- 2018/07/06
- 更新日
- 2018/07/06
できごと
7月6日、10名の税理士先生が来校され「租税教室」が行われました。まだ公民分野を学習していないのでちょっと心配でしたが、生徒たちは興味深げに聞いていました。「税のイメージは何かな?」この発問にまず「イヤだ」という声が。「そうだよね。何かお金を余計に払わなきゃならないから嫌だよね。100円なのにどうして108円払わなきゃならないのか、って思うよね」。でもその税は集団で生きていくためには必要なもの。中学生1人あたり1年間にかかる費用はなんと100万円、そしてそれは税金で払われているのです。では税金を公平に集めるのはどうしたらいいでしょうか。クラスを3グループに分け、それぞれコンビニを経営することにしました。90万円の税金を3つのコンビニから集めるにはどうしたらいいか?30万ずつ集めればいいですね。しかし各コンビニの収益がそれぞれ25万、75万、150万だったらどうしたら公平か?生徒は集め方について考えます。同額がいいか、同率がいいか、それとも?ここで累進課税について教えてもらいました。生徒にはちょっと難しかったようですが、税の取り方に正解はなく、それはみんなで決めることなんだよ、というお話しが印象に残りました。納税は能力に応じて負担すること、税金の取り方は国会で決めていくこと、その国会の代表を決めるのは有権者であることなど、18歳で有権者になる生徒たちにはためになるお話しでした。写真は5クラス、それぞれの様子です。<社会科 長尾教諭 記>