楽しい林間も、ついに最後の日になってしまいました。

それぞれの民泊先で朝の時間を過ごし、１０時過ぎにみんなは芋井小学校の体育館へ戻ってきました。両手にたくさんの荷物やお土産を持ち、キラキラした笑顔で「楽しかった！」と、自分たちが体験させてもらったことを話す姿は、とても生き生きしていました。

退村式の中で生徒の代表があいさつをしたあと、村の代表の方がお話をしてくださいました。戸隠・芋井の自然のことや農業のこと、人との出会いのこと、そして、皆さんの仕事は勉強だということ。どの生徒も真剣に話に聞き入っていました。

出発前に、１０分ほどお別れの時間がありました。そこでは写真を撮ったり、語り合ったり、涙を流して抱き合ったりと、それぞれに最後の時間を過ごしました。貴重な経験をしたことがうかがえました。

農家さんが見送ってくれる中、４台のバスは出発し、東京への帰路につきました。

途中で長野市内の「おぎのや長野店」に立ち寄り、釜飯の昼食を食べてお土産を買いました。限られた短い時間でしたが、楽しそうにお土産を選んでいました。

また４時間ほどバスに揺られ、鹿本中に帰ってくると、２年生のみんなはなんだか一回り成長したように感じられました。疲れていましたが、立派な態度で解散式を終え、帰っていきました。

色々な人との出会いと別れがあり、日常生活の中では経験できないことをさせてもらったことで、どんな心の変化があったでしょうか。この林間学校が、多くの人にとって忘れられないものになったのは間違いありません。