3年生の姿にみる「自主協働」の芽生え
- 公開日
- 2026/04/16
- 更新日
- 2026/04/16
校長室より
体育の授業後、校舎に響いた「静寂への配慮」
体育の授業を終え、高揚感とともに教室へ戻る3年生。その一団から、自然とこんな声が上がりました。
「今、他のクラスは授業中だよ。静かにしよう」
「喋らないで戻ろう」
校長として、この何気ない、しかし非常に価値のある一場面をぜひ皆さまに共有したいと思います。
「自主協働」の視点からみた評価
私たちの教育目標である**「自主協働」**の観点から、この行動には2つの重要な意味が込められています。
1. 自主:自ら考え、行動を律する力
教師に指示されるのではなく、生徒自身が「今の自分たちの状況(授業の合間の移動)」と「周囲の状況(他学級は授業中)」を瞬時に判断しました。自分の感情をコントロールし、その場にふさわしい振る舞いを選択した姿は、まさに自律した個人の姿です。
2. 協働:他者への敬意が生む「学びの保障」
「静かにする」という行為は、単なるマナーではありません。それは、集中して学んでいる仲間たちの「学びの時間」を尊重し、学校全体の学習環境を共に創り上げようとする他者への思いやりです。自分たちさえ良ければいいのではなく、集団の一員として何ができるかを考えた結果が、あの「ささやき声」に現れていました。
結びに
最高学年である3年生が、こうした「当たり前」を自分たちの手で創り出そうとする姿は、後輩たちにとって何よりの手本となります。
行事だけでなく、こうした日常の何気ない瞬間にこそ、本校が目指す「自主協働」の本質が宿っています。生徒たちの心の成長を、これからも温かく見守っていきたいと思います。