《　献　立　》
・かやくごはん
・牛乳
・山賊焼き
・白菜のごま和え
・大平(おおひら)
・柿

　今日は山口県の郷土料理を提供しました。
　山賊焼きとは鶏肉を使用した郷土料理ですが、「山口県」と「長野県」発祥の２種類があります。鶏肉を使用していることとタレに漬け込むのは共通ですが、漬け込んだ後の調理方法が違います。山口県の山賊焼きは漬け込んだ鶏肉をオーブンや炭火などで焼く料理、長野県の山賊焼きは片栗粉をまぶして油で揚げる料理です。鶏むね肉が使われることがある長野県の山賊焼きに対し、山口県の山賊焼きは必ず鶏もも肉が使われます。今日の給食では切身の鶏肉を使って作りましたが、本来、山賊焼きは鶏肉を一口サイズにカットせず、そのまま一枚を焼いたり揚げたりするそうです。
　大平は岩国地域を代表する料理の一つで、芋、れんこん、ごぼう、人参、こんにゃくなど様々な具材を入れた汁物です。正月や祝い事、来客のあったときに欠かせない一品で、大きく平たい蓋つきのお椀に入れて提供することから、「大平（おおひら）」と呼ばれるようになったといわれています。大人数が集まる時には直径５０ｃｍほどのお椀に入れて食事の場に出し、その後、小皿にとりわけて振舞われる風習があるそうです。