＊埼玉県　郷土食＊

　かてめし
　牛乳
　ゼリーフライ
　辛子和え
　みそ汁
　早香

かてめし…秩父市の郷土食で、米が貴重だった頃、かさ増しをするために野菜の煮物を混ぜたのが始まりです。この具材のことを秩父では「かて」と呼ぶそうです。かてめしは、節句や七夕、来客時などの行事食として広く食べられてきました。地域によって、混ぜ込む具材が違います。

ゼリーフライ…おからとじゃが芋、ねぎをよく混ぜたものを素揚げにした、埼玉県行田市の郷土料理です。「ゼリーフライ」の名前の由来は諸説ありますが、形状や大きさが小判に近いことら、「銭フライ」と呼ばれていたものが、なまって「ゼリーフライ」に変化したとか。じゃが芋やおからが入り、栄養満点のおかずです。

「ゼリーフライ」と聞くと、ゼラチンで出来てるの？とか、中にゼリーが？といった想像がふくらんで、生徒たちからもたくさん質問がきます。料理の名前の由来など知ることで、郷土食に対する興味や関心が広がっていくのは良いことだな…と感じます。