1学年の先生より 5月18日
- 公開日
- 2020/05/18
- 更新日
- 2020/05/18
お知らせ
昨日・17日(日)の暑さから一転、雨模様の涼しい朝を迎えました。
1年生のみなさんは健やかに目覚めることができましたか?
ここで、言葉の勉強。
1行目にある「雨模様」についてです。
読み方は「あめもよう」でも誤りではありませんが、本来は「あまもよう」と読みます。
「雨」を「あま」と読む例は他にも、「雨宿(あまやど)り」「雨合羽(あまがっぱ)」「雨蛙(あまがえる)」などがありますね。「雨脚が強い」という表現もあります。
次に、「雨模様」の意味について。
21世紀を迎えてからでしょうか、本来の意味とは異なる使い方をする人が増えています。
「小雨が降ったりやんだりしている様子」ととらえている人が増えているのです。
でも、本来の意味は「雨が降りそうな様子」。
正に今朝のような空模様を表す言葉なんですね。
このように、一見するとわかっているつもり・知っているつもりになっている言葉はだれにでもあります。
新しい言葉を学ぶことも大切ですが、勘違(かんちが)いや思い込みで誤って覚えてしまっている言葉を意識して正すことも大切な学習です。
では、最後にもう一つ。
次の表現を体で表現するとしたら、どのような動きになるでしょうか?
「彼はおもむろに立ち上がった。」
この「おもむろに」という言葉も、多くの人が誤って使っている言葉の一つです。
国語辞典で正しい意味を調べてみてくださいね。
国語科・T先生より