5日(金)　【世界の料理・フィンランド】

・コルヴァプースティ（シナモンロールパン）

・ロヒ・ケイット（鮭のスープ）

・ロソッリ（じゃが芋のサラダ）

・パナーニ（バナナ）

・牛乳

　今月の世界の料理はフィンランドです。

　コルヴァプースティは、シナモンロールの事です。フィンランドでは「つぶれた耳・ビンタされた耳」という意味になり、ロールというよりは、耳のような独特な形に成型されているのが定番です。給食でも頑張って耳に見えるように整えてみましたが、発酵したときに形が戻ってしまったのが悔しいところではありました。

　ロヒ・ケイットは、フィンランドでは定番の温かくてクリーミーなミルクスープです。ロヒはサーモン、ケイットはスープという意味になります。角切りに鮭と野菜もたっぷり入ったスープに温まってもらえたのではないでしょうか。

　ロソッリは、フィンランドのクリスマスによく食べられるサラダです。ゆで卵や野菜を角切りにしたものをドレッシングと絡めており、本場ではビーツを使うので、ほんのりとピンク色に染まるのも特徴です。今回は彩りに赤パプリカを加えています。

　パナーニは、バナナの事です。寒いフィンランドにバナナのイメージはないかもしれませんが、実は年間で日本の２倍以上の消費があります。そのまま食卓に並ぶこともありますが、家庭料理でケーキを作るときによく使われているそうです。パナーニという発音が良いのか、クラスでバナナをあえてパナーニと言っている生徒もいて、微笑ましく感じておりました。

8日(月)　【オーガニック給食】

・チキンカレーライス

・ツナとブロッコリーのサラダ

・フルーツポンチ

・牛乳

　12月8日は「有機農業の日（オーガニックデイ）」です。有機農業を活用した給食の提供をし、より有機農業というものに興味、関心をもってもらえたらということで、江戸川区もこの日を注目し、今回チャレンジすることとなりました。

　いつもの野菜と違い、カレーに使用する人参、玉ねぎ、じゃが芋とフルーツポンチに入るバナナをオーガニック食材へ変更しています。有機野菜は、野菜本来の濃い味が生まれやすくなるので、いつもより人参などの味は濃く感じたのではないでしょうか。