今年度のアワード校としてのオリ・パラ教育特別授業も最終回。1・3・5年、2・4・6年に分かれて実施しましたが、最後にふさわしくどちらの部も大変盛り上がった授業となりました。
　講師は根木慎志氏。シドニーパラリンピック車いすバスケットボール日本代表でキャプテンも務められていました。その後も多方面でご活躍されており、東京2020大会ではパラリンピック選手村の副村長やテレビで連日、競技の解説をされていました。三葛西小には一昨年度にお呼びしたことがあり、覚えている子もたくさんいました。
　「みんなと友達になりにきたよ」そんな言葉から授業が始まりました。みんなそれぞれ違いがあるけれど、根木さんはバスケットボールを通して世界中の人と友達になれたと。「応援の力は大きい」という話もありました。困っている友達がいたら助けるし応援する。頑張っている友達も応援する。みんなは応援してもらって嬉しかった経験があるから自然と応援できる。応援の力は大きいよ、友達のことを自分のことのように考えて助けたり応援したりしていこう。みんなには見えない翼がある。その翼を努力と応援で羽ばたかせていこうと。
　前回の時には高学年しか体験を設けなかったのですが、今回は短い時間でも全学年の代表の子どもたちに体験する時間を作りました。それぞれの学年から10名。5人vs5人のゲームです。車いすを操りながらボールも扱う難しさ、車いすからシュートすることの難しさを実感したことと思いますが、代表の子どもたちをみんなが応援した力がとても大きく、温かい雰囲気で盛り上がりました。
　貴重な体験、子どもたちの心に残る素晴らしいお話、講師の根木さん、本当にありがとうございました。また三葛西小に来ていただけたら嬉しいです。