「きつねの好物 “油揚げ“」
- 公開日
- 2022/12/05
- 更新日
- 2022/12/05
給食室より
今日の献立は、油揚げを使った「子ぎつねご飯」、「鯖の胡麻つけ焼き」「野菜のポン酢和え」「玉ねぎとじゃがいもの味噌汁」「りんご」と「牛乳」です。さて、きつねの好物として登場するのが油揚げです。そもそも、油揚げがなぜきつねの好物とされているのでしょうか。きつね狩りをする際にネズミの油揚げを餌にして仕掛けをしていたとか、穀物をネズミから守るために、きつねの巣穴にネズミの油揚げをお供えしたとか、諸説あります。このネズミの油揚げをネズミではなく豆腐を揚げたものに変わり、きつねの好物イコール油揚げとなったとも言われています。きつねは稲荷大明神に仕えるとされ、そのきつねのことを白狐(びゃっこ)と呼びます。稲荷神社が全国に建立されると、稲荷大明神の眷属である白狐も祀られるようになり、きつねの好物とされる油揚げもセットにして考えられるようになったのかも知れかせん。今日の給食は、稲荷大明神とは関係ありませんが、甘辛く煮た油揚げと細かく切ったものと彩りを考え、赤いにんじんと緑のインゲン豆も一緒に混ぜ合わせた「子ぎつねご飯」を用意いたしました。