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うきたの給食 10.20 *郷土料理〜福島県〜

公開日
2023/10/20
更新日
2023/10/20

学校生活

今日の献立
* ツナごはん
* はたはたののりしおあげ
* こんにゃくのしらあえ
* こづゆ
* りんご
* 牛乳




今日の給食は、日本で古くから伝わり、食べられている「郷土料理」を取り入れた給食です。今月は福島県の郷土料理です。


東北地方の一番南に位置する福島県。北海道、岩手県に次いで全国で3番目の面積を誇り、南から北に連なる阿武隈高地と奥羽山脈により、中通り・会津・浜通りの3つの地方に分けられます。同じ福島県でも、この3つの地方では気候が大きく異なり、これは各地方の食文化にも表れています。

太平洋側の浜通り地方は優れた漁港が多く、昔から海産物が豊富でした。一方、冬の寒さが厳しい会津地方では、凍り豆腐や干し柿、ニシンの飯ずしなど保存食が多彩で、江戸時代の会津松平藩の封建制の影響もあり、独特の郷土料理が発達しています。


今日の給食の料理を紹介すると…
汁物の「こづゆ」は、福島県会津地方で、昔から食べられている料理です。
きくらげ、にんじん、里芋、糸こんにゃくなど多くの具材を、貝柱やしいたけのだしで煮込み、会津塗と言われる赤い漆塗りの器に盛りつけます。

副菜の「こんにゃくのしらあえ」は、福島県の塙町(はなわまち)は、江戸時代からこんにゃくの産地として知られ、こんにゃくがたくさん作られています。
おさしみで食べたり、水気を切って味付けした豆腐とこんにゃくを和えて作る「白和え」もよく食べられます。

そして主食の「ツナごはん」は、郷土料理とは少し異なりますが、福島県いわき市の学校給食で、大人気のごはんだそうです。いわき市では、なんとカレーよりも人気があるとか…!宇喜田小の福島県出身の先生も、大好きなメニューだったそうですよ!



給食ではよりみなさんが食べやすいように、少しアレンジを加えている料理もありますが、福島県の味、いかがだったでしょうか。



クラスを回っていると、「ごはんがおいしかったので、レシピをください!」と話してくれる子や「スープがいい味でした!」と話してくれる子が多く、ほっとしました。
今日は、残菜が残りがちな白和えも残りがほとんどなく、全校的にもよく食べてくれていました。どの食缶も空っぽというクラスも複数ありました!
子供たちが日本に古くから伝わる料理を受け入れ、おいしいと食べてもらえることは、栄養士としてとてもうれしく思っています。