うきたの給食 10.21 *郷土料理〜岩手県〜
- 公開日
- 2019/10/21
- 更新日
- 2019/10/21
学校生活
今日の献立
* まぜぶかし
* とうふでんがく
* なんぶづけ
* いものこじる
* りんご
* 牛乳
今日の給食は、日本で古くから伝わり、食べられている「郷土料理」を取り入れた給食です。今月は岩手県の郷土料理です。
岩手県は、東北地方に位置し、日本で北海道の次に面積が大きい県です。また、北から南までの距離は189キロメートルと、南北に長い県です。そのため、地方ごとにさまざまな郷土料理があります。
主食の「まぜぶかし」の「ふかし」とは、もち米をふかしたもの、つまり蒸したもののことです。岩手県では、そこに、秋なら栗やくるみなどの木の実…というように、その時期ごとにとれる食材を混ぜた「まぜぶかし」を作り、季節ごとの味覚を楽しんできたそうです。
主菜の「とうふのでんがく」は、久慈市あたりの郷土料理です。厚めに切った硬めの豆腐に、にんにくをきかせた味噌を塗って炭火で焼きあげます。ごはんのおかずに、ドライブ途中のおやつに…と、岩手県の人たちに広く愛されている料理だそうです。
汁物の「いものこじる」は、岩手県や山形県では、秋になると、河原など外で仲間とこれを作る集まりがみられるほど、秋のイベントにもなっている料理です。いものことは小さい里芋のことで、肉や野菜といっしょに煮た「いものこじる」や「いもに」は、里芋がとれる秋には、かかせない料理です。
給食ではみなさんが食べやすいように、少しアレンジを加えている料理もありますが、岩手県の味、いかがだったでしょうか。
豆腐の田楽は、まずだしと醤油、みりん、砂糖で下煮をしてから、上に甘めのにんにく味噌を塗って焼きました。にんにく味噌の味付けは、実際に岩手県で食べた豆腐田楽の味付けを参考に作成しました。味噌を焦がさないように、調理員さんが上手に焼いてくれたので、豆腐もやわらかく、とってもおいしく仕上がりました!
クラスを回っていると、豆腐の田楽を食べて「これおいしい!!」と話してくれる子や「やさいがおいしいです!」と話してくれる子が多く、ほっとしました。
今日は全校的にもよく食べてくれていました。どの食缶も空っぽというクラスも複数ありました。子供たちが日本に古くから伝わる料理を受け入れ、おいしいと食べてもらえることは、栄養士としてとてもうれしく思っています。