校内研究会 6年生研究授業「てこのはたらき」
- 公開日
- 2011/09/14
- 更新日
- 2011/09/14
校長室より
今年度の校内研究の研究主題は「主体的に学ぶ児童の育成〜考える力、判断する力をはぐくむ活動を通して〜」です。低学年は生活科、中高学年は理科、専科は各教科の授業を窓口にして研究を進めています。
今日は6年4組で6年生分科会提案の研究授業が行われました。
単元名 「てこのはたらき」
単元目標
生活の中で見られるてこについて興味・関心をもって追究する活動を通して、てこの規則性について推論する能力を育てるとともに、それらについて理解を図り、てこの規則性についての見方や考え方をもつことができるようにする。
・水平につり合った棒の支点から等距離に物をつるして棒が水平になったとき、物の重さは等しいこと。
・力を加える位置や力の大きさを変えると、てこを傾けるはたらきが変わり、てこがつり合うときはそれらの間に規則性があること。
・身の回りには、てこの規則性を利用した道具があること。
めざす児童像
「学習課題を自分の課題としてとらえ、見通しをもって解決していくことができる子」
分科会研究仮説
課題把握ができ、学習の流れが分かっていれば主体的に学ぶことができるだろう。
そのために次のような具体的な手立てを考えました。
○事象提示の工夫…ブラックボックスの利用
○経験や既習事項、知識をたくさん出させる
○展開パターン(学習の流れ)を定型化し、見通しをもたせる
○自身の考えを整理させられる話型の活用
○ノート記録・イメージ図の活用
このような手立てをもって授業に臨みました。
(写真上段)
ブラックボックスの中にあるA,B2つのてこについて比較をし、学習問題に対する予想や仮説を立てます。支点の位置に違いがあります。
(写真中段)
各自、ノートに予想、仮説を書き込んでいきます。ノート記述は問題解決学習では重要です。
(写真下段)
各自の仮説を元にした実験方法についてグループで話し合いを行いました。意見を交換し考えを深めている様子が見られました。