手が語る子どもの姿3
- 公開日
- 2011/06/22
- 更新日
- 2011/06/22
6年
6年生は今、陶芸粘土を使っています。
粘土は、可塑性(かそせい:形が変わりやすい性質)の高い材料です。だからこそ、力加減が重要な材料です。100%の力で握ればぺしゃんこになり、0%では、形が変わりません。つくりたいものに合わせて、28%の力が必要になったり65%の力が必要になったりするのです。自分がイメージした力加減になるよう、手指の動きをコントロールする必要があります。
しかし近年、そのコントロールがうまくいかない子どもが増えている気がします。
指先に限らず、自分の思いどおりに動かない身体では、思わぬけがにもつながりかねません。
日常的に、紐を結んだり、輪ゴムを使ったりといった活動をして、自分の身体を鍛えてほしいと思います。