一つしかない命のお話
- 公開日
- 2015/03/09
- 更新日
- 2015/03/09
できごと
全校朝会で校長先生が命の大切さ・尊さについてお話をしました。
まず、全校児童にクイズが出されました。
「次のものはなんでしょうか?」
1.それは一人に一つずつあるものです。
2.それがあると、楽しさや嬉しさ、美味しさを感じたり、時には悔しさや苦しさを感じたりします。
3.でも、また頑張ろうと感じることもできます。
4.それは色も形もありません。でも、ここにいる誰もがひとつずつ持っています。
もしかしたら、「心」と思った人もいるかもしれませんね。でも、楽しい心、嬉しい心、苦しい心など、心はたくさんありますね。
5.それはここにいる子供も大人も誰もが一つずつ持っています。動物も植物も。
それは「命」です。
今から70年前、東京大空襲がありました。その頃、日本はアメリカと戦争をしていました。昭和20年3月10日、東京にもたくさんの飛行機が飛んできて、爆弾を落としていきました。その結果、東京都で約10万人、江戸川区でも約800人の命が亡くなりました。
「一つしかない命」なのに。苦しかったと思います。
今から4年前、3月11日に東日本大震災が起こりました。そのときも「一つしかない命」がたくさん亡くなってました。本当に苦しかったと思います。そこで、明日と明後日、黙とうを行います。黙とうとは「亡くなられた人のことを思い、声を立てずに、軽く頭を下げること」です。
明日、3月10日は、給食の終わるころ、12時59分から、
明後日、3月11日は、地震の起きた14時46分から、それぞれ1分間行います。
明後日は下校した後になりますから、お家でできる人はやってみてください。すくすくにいる人は、すくすくの先生の指示に従って行ってください。
もうひとつ。
約2週間前、川崎で中学1年生の子が殺される事件がありました。
ひどい話ですね。痛かっただろうと思います。
誰もがもっている「一つしかない命」。自分の命も大事、他人の命も大事。絶対に傷つけてはなりません。叩いたり、蹴ったりしてもダメです。理由は「一つしかない命だから」
言葉の暴力やからかい、物を盗ったり、無視したりもいけません。いじめるのもダメです。ダメなものはダメなのです。
もし、自分がされたり、誰かがされていたのを見たり、聞いたりしたら、先生やお家の人に話してください。
今日は「一つしかない命」のお話しでした。自分の命も他の人の命もみんな大事です。
本校では、いろいろな活動や場を通して、これからも命について考えさせていきたいと考えています。