12月1日 金庫破りのジギ
- 公開日
- 2022/12/01
- 更新日
- 2022/12/01
できごと
今日は「金庫破りのジギ」という教材を紹介します。山札の数字が金庫カードの1番上にある数字より大きいか小さいかを予想します。正解ならばその金庫にあるカード全てを獲得でき、失敗した場合、自分が持っているカード全てが没収となってしまう活動です。詳しいやり方を説明します。
1.金庫カード(赤・青・緑・黄)を一列に並べ、金庫カードの下に数字カードをそれぞれの金庫に1枚ずつ置きます。残りのカードは裏にして、山札とします。
2.さいころを振ります。山札の一番上にある数字が、出た目の色にある金庫カードの数字より大きいか小さいか予想し、宣言します。袋が描かれている目は4色のうち1色宣言してから、大きいか小さいか予想します。
3.予想が正解の場合、金庫に置かれているカードをすべて獲得することができます。そして、空いた場所に今回めくったカードを置きます。予想が失敗した場合、挑戦したカードの下に今回めくったカードと自分が持っているカード全て重ねます。
4.自分の番のとき、さいころを振って挑戦するのではなく、パスをして自分が持っているカードの上にコマを乗せることで、自分の手元にあるカードをキープすることができます。それらはゲーム終了まで没収されることはありません。
5.山札にあるカードがなくなったとき、自分が獲得したカードの枚数を数えます。最も多く集めた人が勝ちとなります。
この活動では、以下の2つのことを学ぶことができます。
1.気持ちの切りかえと諦めない心
数字が大きいか小さいかを予想するだけなので、運要素が強いです。一度没収となっても再度挑戦して正解し獲得することができることもあります。また、戦略次第では最後に逆転ということもあります。ですので、勝敗の受け入れること、1回失敗したからと言って落ち込まないこと、最後まで諦めないことが必要です。
2.戦略を立てて臨む
この活動のポイントは、パスをしてカードを守る方法を取るか、カードを失うのを覚悟で勝負するのかという戦略を立てることです。相手の状況を見て自分がリードしているから守る方法を取る、金庫に溜まっているカードが多いから勝負しようと各自場面ごとで作戦を立てることが大事になってきます。
右側の写真のように、御家庭で作成して似たような活動を行うこともできます。ぜひ挑戦してみてください。
(文責 特別支援教室 よしかわ)