発音指導の教材を紹介します!
- 公開日
- 2022/09/06
- 更新日
- 2022/09/06
できごと
発音誤りが主訴の児童に対しては、段階を追って指導することが基本です。例えば、発音誤りのある音を一音から出す練習を始めて、次に単語、短文と練習していきます。
今日は、発音練習の一つとして短文練習を紹介します。ねらいは、「発音誤りのある児童に対し、課題とする音を繰り返し何度も練習し、日常会話の中でも気を付けて発音できるようにする。」です。
仮に、イ、キ、シ、チ、二などの音に誤りがある場合には、課題となる音を意図的に練習できるようにします。写真のような課題音を集めて、組み合わせて短文をつくって発音する練習をするのです。文末を必ず「〜しました。」という形にし、「おしました。」「あつめました。」「たたかいました。」等、文末が「〜しました。」に統一します。その結果、短文中で言い慣れる、気を付けて発音するという練習になります。
このように、短文練習をしながら会話への般化(違う言葉や場面でも正しく言えるようになること)を目指していきます。
(文責 ことばの教室 きのした)