今日の校長先生のお話です。
２００７年のカナダで起こった出来事です。９年生（中学３年生）の男子生徒がピンク色のポロシャツを着て登校しました。そのことで男子生徒はホモセクシャルだといじめられ、たえきれなくなり帰宅してしまいました。そのことを聞いた１２年生（高校３年生）の上級生二人は「いじめなんて、もううんざりだ。」「何かアクションを起こそう。」と考えました。
彼らはその日の放課後、ディスカウントストアでピンク色のシャツやタンクトップを７５枚も買いました。また、学校のBBS掲示板やメール等を通じて、「明日、一緒に学校でピンクシャツを着よう」と呼びかけました。
次の日二人が呼びかけた人数をはるかに上回る人たちがピック色のシャツや物を身に着け登校し、学校中がピンク色に染まりました。いじめられていた生徒は、それを見た安心した表情を浮かべていたそうです。
この活動はアメリカだけでなく、日本や世界中に広まり、カナダでは２月の最後の水曜日をピンクシャツデーとして「いじめ反対」のメッセージ送り続けています。
今週水曜日が２月の最後の水曜日です。２月２７日はピンクシャツデーです。
「いじめ反対」の気持ちをもって行動していくことが大切です。ピンク色のものを身に着け参加してみてもよいかもしれませんね。