5月1日 朝会
- 公開日
- 2017/05/01
- 更新日
- 2017/05/01
できごと
今日から5月になりました。明日は遠足、そして明後日からはゴールデンウィークが始まり7日までお休みです。嬉しいですね。今日は、5月の祝日についてのお話をします。
5月3日は憲法記念日といって、日本国憲法がスタートした記念の日です。「憲法」とは、この国の大本の法・ルールのことです。この法をもとに、いろいろな法律が作られています。
憲法というと、難しそうなイメージがあるかもしれません。しかし、実は、皆さんとも関係があるのです。
例えば、4月に教科書が配られますね。この教科書は無料で、おうちの人はお金を払っていません。なぜでしょうか?その理由は、日本国憲法にあります。日本国憲法第26条に、「義務教育はこれを無償とする。」という条文があるからです。これをもとに法律が作られ、教科書が無料になっているのです。
また、日本だけでなく、外国にも憲法があり、それをもとに法律が作られています。
例えばシンガポールでは、「チューインガムの持ち込みが禁止」「道路など、みんなが使う場所でつばを吐くのは禁止」という法律があります。違反をしてしまった場合は、罰金になることもあるそうです。
5月4日は、みどりの日といって、森や川、海など、自然に感謝する日です。皆さんの周りにも自然はあります。
例えば、道路に沿って植えられた街路樹です。街路樹は、旅人が木陰で休めるよう、1200年前には植えられたという記録が残っています。今は、夏の暑い日差しを遮ったり、車の音を和らげたり、災害時に火災が広がらないようにしたりと、良さがたくさんあります。また、春は緑で溢れたり、秋には紅葉する木があったりなど、私達は街路樹を見て季節の変化を感じることもできます。5月4日には、みなさんもぜひ町の中の木々に目をとめて、感謝の気持ちを伝えられるといいですね。
そして、5月5日はこどもの日。この日はもともと「端午の節句」と呼ばれ、鎧や兜を飾ったり、こいのぼりを揚げたりして、男の子の成長を願う日でした。今では、男女関係なく、みなさん子供達の幸せ・成長を願う日となりました。
こどもの日には、食べたり、お風呂に入れたりするとよいとされているものがあります。
・ちまき…ちまきは神様に捧げる食べ物。食べると嫌なことが起きない。
・柏餅 …柏の木から新しい芽が出るまで古い葉は枯れても落ちないことから、食べると、「親、子、孫と、ずっと続いていく」とされている。
・菖蒲 …お風呂に入れると、嫌なことを追い払う。
これらはどれも、災いを避け、子供の幸せを願うものばかりです。
こどもの日は、見方を変えると、自分自身の幸せや成長を願ってくれる人がいること
に気付く日かもしれませんね。
このように、祝日には一つ一つ、人々の願いや思いが込められています。ただ、お休みだと喜ぶだけでなく、その日その日の意味を考えることによって、生活が豊かになります。
今日は、「5月の祝日の日」のお話。「祝日には、人々の願いや思いが込められている」というお話でした。