三学期終業式
- 公開日
- 2016/03/26
- 更新日
- 2016/03/26
お知らせ
今日は終業式がありました。代表児童が修了証を受け取りました。一年生は今年の成果と来年の抱負をはきはきと発表していました。
校長先生のお話です。
昨日卒業式がありました。皆さんを代表して5年生が参加しました。歌もリコーダーも上手で長い式の間きちんと座っていて立派でした。
卒業していった6年生も立派でした。自分が努力してきたこと、友達と頑張ってきたこと、支えてくれた人たちのことなど思いだして涙を流している人もいました。これは、弱い涙ではなく、感動=人の心が動いて流した涙です。その様子を見た式に参加した人たちも感動していました。
もう一つの感動の話です。5年前の東日本大震災の時、世界中国々の人たちが助けてくれました。その中の台湾という地域の人たちも助けに来てくれました。でも日本の人たちは台湾の人たちにきちんとお礼ができていなかったそうです。
二年後の野球の世界大会があり、日本と台湾が対戦することになりました。その試合を応援していた日本のファンの人たちは、感謝の言葉を書いたプラカードを高々と掲げました。さらに台湾選手にも大きな声で声援を送りました。試合は日本が4対3で勝利しました。試合が終了した瞬間、だれもが立ち上がり大きな拍手がスタンド内に響き渡りました。お互いの試合や応援したことを認めあい、多くの人が涙を流しました。これは弱いから涙を流したのではなく、こことが動いて流した涙、感動の涙です。
人は苦しい時、悲しい時、涙を流す事もあります。でもその涙は我慢することができます。でも人にやさしくされたり、一生懸命に頑張っている人を見たりした時の感動の涙は我慢することができない。それは我慢しなくてもいいと思います。人間として心が動いた感動の涙だからです。
今の学年が終わります。1年間を振り返って、人にやさしくしてもらったこと、自分が頑張ったことなど思い出してみてください。きっとあったと思います。そういったことを感じる人、心を動かせる人になってほしいと思います。