読書会
- 公開日
- 2014/07/26
- 更新日
- 2014/07/26
できごと
本年度、本校では「読書科」の指導法の研究を進めています。読書科は、3年前から江戸川区立小・中学校に導入された、江戸川区独自の教科です。読書科の目標は、「読書を通じて生きていくために必要な様々な知識・能力を身に付ける」ことです。
6年生5クラスで、読書活動の中から、「読書会」を選択し、指導しました。読書会とは、題材として取り上げた本を学級全体でしっかり読み、その後、感じたことや考えたことを発表(表現)し合い、自分の考えを再構築する学習活動です。
今回、読書会の題材としたのは、「100万回生きたネコ」「おおきな木」「オオカミ王ロボ」の3作品です。読書会の指導では、どの物語を題材とするかが、非常に重要になります。子供たちの想像力をかき立て、多様な意見を導き出す作品が、読書会に向いていると言われています。
読書会の学習を通じて、子供たちは、以下のような感想をもちました。「同じ本を読んでいても、みんなからいろいろな意見が出て面白い。」「○○さんの意見を聞いて、そんなふうに考えられるなんて、すごいと思った。」「この本の作者が書いた別の作品も読んでみたいと思った。」などです。
読書会では、子供たちの読みに正解を求めたり、意見を否定したりすることはしません。一人一人の考えを尊重し合い、表現し合うことができる活動です。学習を通して、子供たちは本の良さ、友達の良さを学べました。