授業へGo!−17
- 公開日
- 2013/05/31
- 更新日
- 2013/05/31
校長室
○5月30日(木)3校時
○5年4組(日野学級)
○国語:単元名「情報を集める」、教材名『言葉と事実』
○自分の考えをもち、話をしたり友達の考えを聞いたりする。与えられた新聞記事を読み、「言葉」が与える印象の違いを考えて、読み手を考えた見出しをつける。
45分間の授業の中では、子どもの心(関心・意欲)を大きく揺れ動かす必要があります。授業のメリハリを考えるならば、大なり小なりの山場がないと子どもは確実に飽きてくるからです。そして、この子どもの心ほど、授業の成否に大きく係わってくるものはありません。だからこそ、同じ内容を指導するにしても、子どもが違えば同じ組み立てで授業を行ってはいけないのです。
これらのことを充分に考え、劇的転換点を2場面用意することで、子どもの意表を突いた展開となったのが、今日のこの授業だったと思います。
「そう来たか〜っ!」 と 思わず唸ってしまいました!
【写真左】分析的な読みを行うために、色鉛筆で線を引きながらの黙読でした。
【写真中】「言葉は事実と結び付けて使うもの」を覆す、このだまし絵。子どもの心が揺さぶられた瞬間でした。(1回目の揺さぶり)
【写真右】「リレーの対抗戦」を例として取り上げ、これについて考えさせてからまとめに入るのかなと予想していたら…。子ども一人一人に封筒に入った新聞記事が渡されました。どんな記事かなとドキドキしている子どもたちに、「その記事に見出しをつけてみましょう」と指示がありました。その瞬間、子どもたちの眼が、スクープを狙う豆記者の眼に変わった一瞬でした。(2回目の揺さぶり:私も想定外でした…)