授業へ Go!−7
- 公開日
- 2017/05/16
- 更新日
- 2017/05/16
校長室
授業の主役ではないにしても、授業における教師の役割には大きなものがあります。ドラマで考えれば、主役を生かす名脇役といったところでしょうか。子どもの学びを、価値あるものにするかしないか、学びへの意欲を高めることができるかどうかが、教師の指導にかかっているのですから。
そうした意味で、教師に視点を当てて授業を見てみると、
【写真左】
〇学年・組:5年1組
〇指導者:担任
〇単元名:しょうかいポスターを作ろう
〇ねらい:紹介ポスターを作ることに興味を持ち、工夫した構成や表現の考えを観る人の興味を惹くという観点から発表する。
幾つかのポスターを提示し、好みのポスターを選ばせその理由を発表させていきます。それらの理由から、人目を惹くポスターがもつ秀でた構成・配置や表現を理解させていきます。それを基にして、学校のことで紹介したいことを班で話し合わせて作成へと進んでいきます。子どもの意見を聴く時の教師の目線・表情こそが、子どもの発言意欲や勇気を生み出し源であり、子どもは安心して発言できるのです。
【写真右】
〇学年・組:4年1組
〇指導者:担任
〇単元名:心のスケッチをしよう
〇ねらい:心が動いた出来事を、短い文章で表現できるようにする。
上学年の入り口にさしかかった4年生。徐々に発言への抵抗感が生まれてくる時期でもあります。子どもの発言への絶妙な合いの手、同意の言葉、称賛の言葉…等々、子どもの発言への温かな反応が随所で見られました。また、教師の表情一つとっても、授業の中では大きな意味をもち、子どもにとっては大きな励みになるんですよね。