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西小松川小学校のあゆみ【第25回】開校70周年記念誌で校歴を振り返る⑰

公開日
2024/08/20
更新日
2024/08/17

できごと

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https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1310045/blog_img/16149337?tm=20240728190303

 70周年記念誌をとおして校歴を振り返ります。今回は「今から十年前(平成24年~令和4年)」の左側のページです。

 昨日お伝えしたように、この時期の行事写真が不足していたため、できるだけ令和4年度の周年関係の行事を入れようと考えました。開校70周年記念展覧会は10月14日、15日に実施されたのでギリギリで間に合いました。60周年時の壁画を入れることができたのですが、70周年の壁画もぜひ紙面に残しておきたいと考えました。60周年壁画の写真を探していたときに気付いたのですが、壁画は年がたつにつれて描いたときの状態から劣化することが考えられるからです。できたてほやほやの状態を残すのは今だと考えました。他の行事と異なり、1日で終わるものではありません。全体の構想を当時の図工専科が中心になって考えました。記念誌に記したように学年ごとに季節を象徴する模様を全校の一人一人が描いていきます。制作は9月から10月にかけて行いました。事前準備で型紙を作ったり、雪の結晶を描く練習をしたり、6年生が最初に桜を描いてから1年生と一緒に描いたり、それこそ全校で一丸となって記念式典に間に合うように取り組みました。制作時には学年担任だけでなく専科教員も加わりました。制作の時間割を聞いて写真を撮りにいったのもよい思い出です。作業風景だけでなく、壁画全体を残したかったので、道路の向かい側から何度も写真を撮りました。今回の壁画はうねりがある模様なので写真を細切れにするのではなく、できるだけ広角で広く壁面を撮るようにしてレイアウトしました。壁面を広く撮ったため、細長くなってしまったのですが、4段にしてなんとか全部の壁面を入れることができました。右側にスペースができたので、正門側と南門側の曲がり角から撮った写真を入れました。これにより、4段に分けた壁画がどこに描かれていたのかが後から分かると考えました。

 「児童数・学級数の変遷」はもう少し大きくする予定でしたが、急遽、壁画全体を紙面に入れることにしたので少し小さくなってしまいました。60周年のときのグラフよりも10年分長くなるので、60周年の時と比べても字のポイントがかなり小さくなってしまったのです。さらに学校行事の写真も入れたのでこのような形となってしまいました。作成にはExcelに年ごとに在籍児童数と学級数を入力してグラフを作って入稿しました。平成24年度までは60周年記念誌に記載されているので、その後の10年を学事報告を使って調べました。児童数・学級数はこのようにして作成できました。あとは印刷所の方がきれいに見やすくグラフを作ってくださいました。なお、平成23年から小学校1年生で35人学級となりました。東京都では小学校2年生も35人学級になりました。令和3年度からは全国で段階的に小学校2年生から35人学級になり、現在では小学校は全学年35人学級になっています。児童数は同じでも学級数が増えている理由はこのためです。

 「西小松川小学校のあゆみ」では記載しませんが、「旧職員名簿」(70周年記念誌p.70,p.71)は大変苦労しました。60周年時のデータが残っていたのですが、20周年記念誌から60周年記念誌や過去の学校要覧を参照して加除修正を行いました。在職期間も入れる予定でしたが、見開きで入りきらなかったため、着任した年度のみの記載としました。

 「今から十年前」のページは現行の締め切りに間に合うかどうかギリギリの所でした。印刷所の方に期限を伸ばしていただいて、壁画の写真を入れることができたのは本当に良かったと思います。この記念誌が今後、校歴を振り返る時の参考になればとてもうれしく思います。

 次回は、「わたしたちのまち『松島』の歴史」についてお伝えします。