開校70周年記念誌をとおして校歴について考えたいと思います。今回は「今から50年前（昭和48年～昭和57年）」の右側のページについて考えます。

　このページは学校に残されている記念碑や記念樹、卒業記念などについてまとめてみました。校内や校庭をよく見ると、様々な所に卒業記念に贈られたものが残されています。このページに収録できなかった物も多く、職員室前の廊下の柱時計や中央昇降口正面の校歌、階段の踊り場に設置されている大きな鏡（鏡があると廊下や階段を走る子が減るという話も聞きます）、北側校舎の壁や体育館の壁に図工で制作されたレリーフ（これは30周年記念誌にも写真があったので、40年以上前の作品です）、体育館の正面左の校歌や右の掲示板も卒業記念です。記念誌は紙面に限りがあるため、上記の写真を掲載させていただきました。まず、記念樹です。本稿では30、40、50周年記念樹があります。30、40周年記念では当時の区長が来校されて植樹をしている写真が残されています。中段は校庭にある周年記念の施設です。体育館脇の投的板は20周年記念時に作られたものです。正面向かって左側面にその表示があります。定期的に塗り替えが行われているのか、最近作られたもののように新しく見えます。昔の写真にも写っている理由が分かります。職員室前の岩石園は30周年記念と表示があります。旧飼育小屋があった場所なので、飼育小屋が今の南門に移ったのはいつなのかは不明です。上山校長書の石碑は卒業記念で贈られたもので、体育館のプール側にあります。下段のタイル画は南側昇降口の壁に掲示されています。それぞれ何の表示がないため、いつ作られたものか分からなかったのですが、卒業アルバムを調べる中で、同じ作品が写っているものがあったので、年代を特定することができました。昭和46年に制作されたものでした。今から50年も前の作品が今も児童の登下校を見守ってくれています。このページをきっかけに校内外の施設に興味をもってもらえたらうれしく思います。