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学校日記

3年生算数 わり算(1人分はいくつ)

公開日
2024/05/29
更新日
2024/05/29

できごと

 3年生はわり算の学習を行っています。この日の学習では「1人分はいくつ」を学習しました。わり算には「包含除」と「等分除」の2つの意味があります。「いくつに分けられるか」を求めるのが包含除であり、「1人分はいくつになるか」が等分除です。「除法」が包含除、「割り算」が等分除とも言えます。どちらも式にすると同じですが、問題場面では異なります。子供達にはこのような算数用語は示していませんが、指導する方はこれを踏まえた上で指導をしています。この日の問題は「クッキーが12個あります。4人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になるでしょうか。」です。これは等分除の場面です。図で表すと、4人にトランプを配るように1個ずつ配っていきます。1人につき3個配ると全部配り終ります。この場合も包含除のときと同じように割り算の式で表すことができることを教えます。3年生のわり算は何を何で割ればよいのかが比較的分かりやすいのですが、高学年になると「A÷B=p AはBのp倍である」などの割合の考えが出てきます。pが0.5などの1未満の数値になることもあります。そうなると今まで(大きい数)÷(小さい数)で式を立てればいいと思っていた子は、何を何で割ったら求める答えが出るのかが分からなくなり、混乱するのです。そうならないように中学年のうちから12÷4の意味についてしっかり理解することが大切です。÷4は等分除では4等分を表します。包含除では4つずつ取っていくことを表します。等分除は商(わり算の答え)が小数になることもあります。包含除は商は整数であまりが出ることもあります。今、学習していることを今後どのように発展させていくのかを考えながら指導をしていきたいと思います。

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