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西小松川小学校のあゆみ【第23回】校歌の作詞者 桑田先生の本が見つかりました!

公開日
2024/08/19
更新日
2024/08/17

できごと

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 8月15日に児童書が置かれている古書店に行きました。本を選びながらふと目の前の書架を見ると児童劇の本(1枚目の写真)があり、手に取りました。ひょっとすると桑田芳樹先生の作品が掲載されているかもしれないと思ったからです。70周年記念誌を作成するときに桑田先生の作品が掲載されている児童劇の本があることを知りました。8冊程ありましたが、残念ながら、現在では手に入らないものばかりだったのです。手にした本の目次(2枚目の写真)を見たら、桑田先生の名前が記されていました。そういう偶然はあるものなのですね。内容を読むと、狂言の台本(3枚目の写真)でした。大名と太郎冠者、農民とのやり取りが軽妙で風刺のきいた台本です。著作権の関係で全てをお伝えすることができないのが残念です。

 会計をするときに店主から「めずらしい。」と言われたのです。児童劇の古書を購入する人はあまりいないのだそうです。自分の勤めている学校の校歌を作った方の作品が載っていたから購入することを伝えると、店主は桑田先生のページをめくりながら、編集委員が有名な方ばかりであること、編集委員の中に後に古書店の店主(内山書店)になられた方がいらっしゃることなどをお話してくださいました。桑田先生の作品は、そういう有名な方が多くの作品の中から選んだ作品だったことも店主との話の中で分かりました。児童書の古書を扱っている店主だけあって、とても詳しいのです。自宅に帰って本の帯を見ると、「現代日本学校劇界の最高の執筆陣」とあります。店主のおっしゃったことはその通りであったことが分かり、誇らしく思いました。同時に、また、どこかで桑田先生の作品に出会えそうな気がしました。

 桑田芳樹先生は昭和38年まで西小松川小学校で勤務されました。在職中、桑田先生の創作劇で西小松川小学校が区の代表となったこともありました(令和6年7月22日付「西小松川小学校のあゆみ【第8回】」もご覧ください)。この本は昭和41年に出版されたものです。次の学校に異動されてからの作品かも知れませんし、実際に演じられた作品を投稿するのであれば、本校で演じられた作品の中から投稿されたのかも知れません。4枚目の写真は昭和38年度卒業アルバムからです。桑田先生(右側2列目)は6年5組の担任でした。

 昭和27年度から昭和32年度までの学事報告から江戸川区芸能祭に出場したときの劇の題名を調べましたので、下に記します。

 昭和27年度 「ぼくはなっと売り」(作者不明)で江戸川区代表として京橋公会堂で行われた中央芸能祭に出場

 昭和28年度 「虫の王子」(作者不明)で区小学校芸能祭に出場

 昭和29年度 「こがらし小僧」(桑田先生創作)で江戸川区代表として芝公会堂で行われた中央芸能祭に出場し、都教育委員会から表彰

 昭和30年度 「おべんとう」(桑田先生脚色)で区小中学校芸能祭に出場し、脚本賞受賞

 昭和31年度 「一人二役」(桑田先生創作)で区小中学校芸能界に出場し、優秀賞受賞

 昭和32年度 「ごんちゃん」(桑田先生創作)で区小中学校芸能祭に出場

 昭和33年度以降の学事報告には劇名などの記載はありませんでした。

 桑田先生が創作された劇について何か情報がありましたら、お知らせいただけるとありがたく思います。