学校日記

水原一先生の奥様からのお手紙

公開日
2014/02/05
更新日
2014/02/05

できごと

 先日、水原妙子様より本校にお手紙を頂きました。その内容を掲載させて頂きます。

拝呈
 前略御免下さいませ。古いお話ですが昭和27年10月より貴校に勤務致し都立高校→駒澤大学へと生涯勉励致し学位も取得5年前他界いたしました者の妻でございます。
水原一(はじめ)国語科
 此の度、夫の書斎・書庫が道路の新設・区画整理の為、止むなく取片付けました処この写真がございましたので何かのお役に立つのかもと思いお送り致しました。私も若い頃、学校行事で一度伺いましたが、この通り田園風景の広がるのどかな処でした。只今はさぞ賑やかな街になっているのではと存じます。
 校長先生は小松一繁先生で新制中学校としての小岩三中を発展なされた御功績多い方でいらしたと存じ上げます。夫は戦災で東京をあとに地方で教員をしておりましたが、なかなか戻れなかった都の教員として採用して下さったご恩により以後学界に活躍出来る場を頂けたと申しておりました。(専攻は中世国文学(戦記文学・平家物語など))
 校庭で生徒さんが人文字を作っている航空写真で、60年以上前のもので学校でも保存されていらっしゃるかもとは存じますが御一見下さいませ。尚ご返書はお気遣いなく。
草々

 水原一先生は、本校第4期〜第8期の昭和27年度〜31年度まで勤務されていました。昭和29年3月の卒業時では第5期7組の担任として卒業式に出席しております。教え子の皆様は、70代かと思います。
航空写真は、1952年〜53年、昭和28年〜29年初めに撮影したものです。田んぼが広がり、その中に水路を見ることが出来ます。現在の三中周辺は当時と比べると大きく変わっていることがわかりますが、三中内では当時の伝統が正しく受け継げられていると強く感じました。
 大切な写真ですので大事に保管させて頂きます。

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