5月27日(火) 運動会を終えて
- 公開日
- 2014/05/27
- 更新日
- 2014/05/27
校長室より
素晴らしい晴天のもとで、素晴らしい運動会を終えることができました。
朝礼で次のような課題を出しました。『西葛西中の学年種目は、「いかだ流し」や「蛇の皮むき」、「ムカデ競争」や「全級リレー」など、クラスが一丸となって練習しなければならない競技ばかりです。運動が得意なひとりの生徒が頑張っても勝てません。学級には、運動が得意でない友達もいます。では、勝つために、得意でない友達と一緒に頑張るのか、得意でない友達をのけ者にするのか』と。
こんなエピソードを耳にしました。3年生のあるクラスの生徒は、運動が本当に得意でない生徒に、競技が始まるギリギリまで生徒席の後ろで練習をしていたと。また、こんな姿を私たちは何回も目にしました。最後にゴールする他のクラスの友達に、学年皆が頑張りのエールを送る姿を。「課題」は私一人の危惧でした。皆がしなければ、その組織の一人が頑張ることはなかなかできません。個人は組織に埋没してしまいます。私の課題は、どのクラスもそうするからできることです。西葛西中の運動会には、ひとりの生徒でさえも仲間として大切に思っているんだという、そんな意思が満ちていました。
今年も美術部が作製した大きな垂れ幕が掲げられました。美しい文字になったスローガンが黒地の幕に輝いてみえました。派手な衣装ではなく、普通の体操着で踊る3年生のソーラン節に、素の美しさを感じました。