学校日記

2年理科 酸化と還元の反応

公開日
2012/09/06
更新日
2012/09/06

できごと

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2年生の理科1分野の授業では、1学期に引き続き化学変化の学習を進めています。1学期末には、物質が燃える時に酸素と結び付く酸化の反応について学んでいます。例えば、炭素を空気中で加熱すると、酸素と結び付き二酸化炭素になります。(C+O2→CO2)また、銅をステンレス皿の上にのせ加熱すると、空気中の酸素と結び付き酸化銅ができます。(2Cu+O2→2CuO)

2学期の理科室の実験は、銅を酸化して得られた酸化銅を銅にもどす実験を行いました。酸化銅に炭素を乳鉢に入れてよく混ぜて、試験管の中に入れて加熱します。しばらくすると、石灰水を白くにごらせる二酸化炭素が発生します。それとともに、黒かった物質が茶色っぽく変化していきました。加熱を止め、試験管が冷えたのち中の物質を取り出しステンレスさじで強くこすると光沢が見られました。これは、銅であることが分かります。また、炭素は酸化銅の酸素と酸化し二酸化炭素になりました。還元が起きると、酸化も同時に起こります。

この実験では、酸化銅に炭素を加えたことによって、酸化銅の酸素が炭素と結びつき二酸化炭素になったのです。酸素が取られた酸化銅は、銅になります。この実験では、酸化銅の酸素が炭素に奪われる化学変化が起きています。このように、酸化物の酸素が奪われる化学変化を還元といいます。化学反応式では、2CuO+C→2Cu+CO2となります。

来週の定期テストでは、化学反応式の問題がメインになります。原子のモデルを使った説明も含め、授業で確認した化学変化はしっかり復習しておきましょう。