1年理科 プラスチックの性質
- 公開日
- 2011/12/15
- 更新日
- 2011/12/15
できごと
現在1年生の理科の授業では、プラスチックの性質についての学習を進めています。私たちの身の回りには、プラスチック製品で囲まれています。コンビニでお昼ご飯を買いに行くと、まずはじめに持ったカゴ、飲み物として買ったペットボトル、カップラーメンの容器や包装フィルムもプラスチックです。今回の授業では、ペットボトル・ストロー・ビニール袋・消しゴム・スプーンを題材にしてこれらが何のプラスチックからできているかを調べました。調べた方法は、水に浮かぶか沈むか、曲げたり伸ばしたときの様子、加熱したときの様子について調べました。
この中で水に浮かぶものは、ストローとビニール袋で、あとは水に沈みます。スプーンは、パキパキと簡単に折れ曲がります。ビニール袋を加熱すると、ボタボタ溶け落ちろうそくのにおいがします。ストローを加熱すると、先ほどと同じようにボタボタ溶けますが、特有のにおいがしてきます。スプーンを加熱すると、大量のすすをあげて燃え上がります。ペットボトルや消しゴムもすすをあげて燃え、きついにおいがしてきます。今回は少量の物質を加熱しましたが、本来は二酸化炭素やダイオキシンが発生するので加熱には適しませんので注意して下さい。
これらの性質から、ストローはPP(ポリプロピレン)・ビニール袋はPE(ポリエチレン)・ペットボトルはPET(ポリエチレンテレフタラート)・消しゴムはPVC(ポリ塩化ビニル)・スプーンはPS(ポリスチレン)と区別することができます。
身近にあるプラスチック製品には、リサイクルマークをはじめ細かな成分表示がされています。しっかり分別回収し、リサイクルの観点もしっかり持って生活していきましょう。